投資信託:本当にインデックス投資が正義なのか!?

私がこのブログを開設したのはこの記事を伝えたいからいっても過言ではありません。
多くの方は「インデックス投資が一番良い」
…それが正解のように捉えられていることに対し強烈に違和感を覚えます。
なぜインデックス投資が良いと思われているのか?
背景やインデックスとアクティブの投資の違いやメリデメを徹底的に解説していきます。
Q.なぜここまでインデックス型の投資信託が良いと思われているのか?
A.“無難な選択だからです!”
私がお伝えしたいのはインデックス型が悪いという訳ではありません。
ただインデックス型が一番儲かる投資だと思っている方が多すぎることに強い違和感があります。
私は多くのお客様とお会いしてインデックス型信者の方に
「どういった理由でインデックス投資信託を選択されたのですか?」と聞いてきました。
代表的な意見はこうでした。
「インデックス型の方が手数料が低いから…」皆さん口を揃えて同じ意見でした。
私はインデックス型を選択した理由をお伺いしたのですが…
皆さんきっとインデックス型の投資信託が良いと思って選択されている訳ではなく
「アクティブ型は手数料が高いから止めた方が良い!」
だからこそインデックス型を選択されたようでした。
はたして本当にそうでしょうか?
私は手数料を差し引いても過去インデックス型よりも高い成果を上げてきた
ファンドを知っています。
今回の記事ではインデックス型とアクティブ型の投資信託において正しい情報を
あなたにお伝えできればと思います。
(是非最後まで見てください)
それでは、前置きが長くなりましたが目次です。
インデックスとアクティブの違いとは
投資信託は大きく分けると2種類です。
今から少しイメージも持ちやすくなるように解説します。
あなたは学校の先生です。
インデックス型とは学校のクラスの平均点に賭けて投資をするイメージです。
日本クラスでは日経225やTOPIXのように日本経済に連動するような指数に投資をします。
クラスは日本だけではありません。
アメリカクラスではS&P500やダウ平均株価で、アメリカ経済に連動するように運用します。
またその他にもMSCIコクサイのように先進国の株式詰め合わせに投資をすることも可能です。
このように基本的には企業の時価総額で上位225銘柄の日本株や上位500銘柄の
アメリカ株の詰め合わせに投資をする方法などがインデックス型です。
次にアクティブ型とはインデックスのようにクラスの平均点ではなく
生徒一人一人に投資をするイメージです。
つまり生徒によって学力差があるように、そのファンドによって運用している
中身や成果などに大きな違いがあります。
テーマを掲げて投資をしているファンドもあれば、インデックスを超える運用を
目指しているものもあります。
このようにファンドマネージャーの力量である程度自由に運用する銘柄を決めて
投資をする方法がアクティブ型です。
インデックスとアクティブのメリットとデメリット
では具体例を出しながらそれぞれのメリットデメリットを考えていきましょう。
大きく違いが出るのは運用コストと運用利回りです。
例えば楽天証券の人気ランキングTOP5に入っているインデックス型の代表として
”eMAXISS Slim全世界株式(オール・カントリー)”と
私自身も保有しているアクティブ型のひとつ、”キャピタル世界株式”で比較してみましょう。
運用コストに関して、
・eMAXISS Slim全世界株式(オール・カントリー)
信託報酬:0.1144%
・キャピタル世界株式
信託報酬:1.701%
運用コスト面に関して約14.9倍とキャピタル世界株式の方が圧倒的に高いと言えます。
次に運用パフォーマンスを見ていきましょう。
キャピタル世界株式の資料の抜粋です。
キャピタル世界株式の方が運用実績が高い場合は黒字、低い場合には赤字で書かれています。
上記を期間毎にまとめると、
過去10年では3.1%分、運用次第では4.6%程高いパフォーマンスを出せていると言えます。
この実績はあくまで過去の実績であり未来の運用実績を保証しているものではありません。
ただこのファンドの過去成果だけを見れば、手数料を差し引いても、
インデックス型よりも高い運用ができていると言えます。
あくまで一つのファンドを例に出しましたが他にもインデックスよりも実績を出している
ファンドはあります。
但し平均的に見ると、手数料を差し引くとインデックス型よりも実績が出せていない
ファンドが多いのもまた事実です。
ではどのような投資を選択していくべきか
投資信託は今後の経済状況によって変動します。
世界全体では目まぐるしいスピードで経済が変化してきています。
そんな変化を考えると、より投資銘柄も変えていく必要がある可能性もあります。
インデックス型の投資信託では、日経225やS&P500の中で業績不振の企業にも
投資せざるを得ない可能性があります。
そういった変化に対応できることはアクティブ型の投資信託の強みだと思います。
逆にあまり経済が変化しなかった場合には手数料を抑えたインデックス型の方が
運用成果が出たということもあるかと思います。
正解はなく自分が信じられる方に投資すべきだと思いますしどちらも
捨てがたい場合には、どっちかではなく半々に分けることも可能です。
その上で投資信託を選ぶ上でのポイントをいくつかお伝えできればと思います。
※あくまで個人的な見解です
インデックス型を選ぶポイント
基本的に指数に連動した運用成果を狙っていくものなので
信託報酬が一番安いものを選択するのが良いです。
アクティブ型を選ぶポイント
特にベースとする投資信託においては
・過去の運用利回りが10%以上出せていること
様々な運用スタイルがあっても良いかと思いますが
私は基本的には上記を基準としています。(個人的な見解です)
“過去実績がないと信用に値しない!”私はそう思っています。
過去10~15年以上平均利回り10%以上出せて運用ができていること、
アクティブ型は生徒一人一人に投資をしているとお伝えしましたが
この生徒が平均点よりも高い実績を上げていること、そして短期間ではなく
その実績を積み上げてきた、そういう結果を評価し私は投資信託を選んでいます。
その実績を目論見書や運用報告書という投資信託の説明書を見て判断するのですが
自分自身で調べてみてもいまいちよく分からないという方は
インスタ、Twitter、Facebookから問い合わせを頂ければと思います。
また“数学など一つの教科だけ得意な学生”ではなく、“各教科が全体的に得意な学生”のように
分野を絞らず世界全体に投資できているものの方が私は分散ができていて尚良いと考えています。
(フィンテックやロボット投資のようなテーマ型の投資信託はあまり選択していません)
まとめ
“アクティブは絶対やってはいけないものではない!”
ここが一番伝えたい部分です。
あくまで投資ですので自己責任となりますが
インデックスやアクティブ型に関してそれぞれ特徴がありますので
どちらが自分に合っているのか、消去法やメディアの情報を鵜呑みにするのではなく
自分の中で正しい選択をしてほしいです!
私個人としては手間かもしれませんが、そういった良いファンドを探していくことが
投資の醍醐味だと思っています。
きちんと投資信託を選択する基準さえ間違えなければ失敗する確率も抑えられると
思っております。
是非そのようにどういうファンドがあってどのような結果ができているのかなどを
楽しみながら資産運用を始められる方が少しでも増えて頂ければ幸いです。
※本記事は筆者個人の見解です。
継続して金融情報をお伝えできればと思います。
金融に関して一気に理解できるようになる魔法はありません。
少しずつ理解が深まっていくことを是非体感して頂きたいと思います。
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〈らひブログからの一言〉
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